制作日記
高橋一昭氏とは2010年代初頭からの知り合いだ。私の2人の娘が日本語と日本文化にとても惹かれ、共通の友人が私達三家族を引き合わせたのでした。それ以来、私たち夫婦はフランス在住のこの日本人画家の絵を愛好しつつ、楽しんでいる。...
長年親交を深めるシェフパティシエ柳正司氏の海老名店から発売しているビスケット(海老名ムーン)のデザインを手がけました。お互いに生み出している物は違いますが、仕事にかける情熱は一つです。
高橋一昭さんは、1979年、20歳のときに渡仏、今年で在仏30年を迎えている。在仏30年と一口に言うが、おそらく、これまで人に言えないようなご苦労もあったのではないかと思う。しかし、高橋さんの作品には、そうした人間的な苦悩や苦渋を感じさせるものは微塵もない。...
セーヌ川に通い続けて一年。自然の中にある色彩がリズムを与えてくれる。自然の中にあるリズムを汲み取ろうとすると、不思議なほどに造形的な力強さを与えてくれる。セーヌ川の岸辺で写生している時は何も考えずに、自然になり切ってしま事が大切だ。アトリエに入ったら、そこは自分の自由な世界だ。...